2010年03月13日

第3の脂肪

「やっと、メディアが、メタボはおなかだけじゃないってメッセージ出すようになりましたね。」

「おかしいって思ってたんだ。」

「みんなそう思ってたと思いますよ。」

「みんな?」

「おなかが出ていないのに糖尿病の人とか心臓疾患の人のみんな。」

「そう言えば、昨日の朝日の一面に『隠れメタボも高リスク』って記事があったな」

「今日の朝日にも内臓脂肪のことが載ってますね・・・。」

「俺も気をつけないとな。
ウエスト75だからさ。」

「・・・。
あの、ちょっとついて来てもらえますか?
見せたいものがあるので。」

・・・・・・・・・・・・・・

 
 

「ちょっとこれ観てもらえますか?」

「ん?宇宙?超新星爆発か?」

「いえ・・・。」

「何?」

「先輩の筋肉細胞の映像です・・・。」

「はぁ?どうやって?」

「この前、怪我しましたよね。
そのとき採取していたんです・・・。
すみません。」

「え・・・。
・・・えぇ〜!
・・・。
えぇー!
・・・。
で・・・、これは何?」

「細胞が膨張して、その後、細胞を消滅させているんです・・・。」

「膨張して消滅・・・。
超新星爆発・・・だな・・・。
・・・原因は?」

「異所性脂肪です。」

「異所性脂肪?なんじゃ、それ?」

「皮下脂肪でも内臓脂肪でもない第3の脂肪といわれているものです。」

「第3の脂肪?」

「はい。
朝日にもそのことは出ていませんが・・・。」

「・・・」

「これが脂肪酸を放出して細胞内のミトコンドリアを死滅させるんです。
そうすると細胞が死ぬ・・・。
ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場ですからね。」

「異所性脂肪が細胞内にたまって大きくなって、
脂肪酸がミトコンドリアを死滅させて細胞がなくなっていくってこと?」

「そうです。
だから膨張して、その後消滅するんです。」

「それが俺の中で起こっている・・・。」

「はい。残念ながら・・・」

「そうするとどうなる?」

「放っておくと糖尿病、動脈硬化による心臓疾患や脳疾患・・・。」

「よくわからないんだけど、なぜ?」

「皮下脂肪の細胞の数が少ないんだと思います。
やせているのはそのためです。

日本人に多いんですよ。
皮下脂肪の細胞が少ない人が。

皮下脂肪細胞が少ないってことは皮下に脂肪の貯蔵庫が少ないってことです。
だから、やせている。」

「やせてちゃいけないってことか?」

「違いますよ。
皮下の脂肪の貯蔵庫が少ないのが原因ってことです。」

脂肪は増えれば、どこかに貯蔵しないといけないでしょ。
皮下以外に。」

「内臓脂肪ってやつか?」

「そうです。」

「じゃぁ、内臓脂肪を減らせばいいんだ。」

「・・・、違うんです。」

「え?違うの?
だって、新聞でも・・・」

「そうですよね。そう書いています。

けど、内臓脂肪も実は皮下脂肪と同じように脂肪細胞です。

つまり、細胞というカプセルの中に脂肪が納まっているので脂肪酸という毒は外には出ません。

皮下に脂肪を貯められなくなると内臓に脂肪がたまる。
これが内臓脂肪です。

でも内臓脂肪の細胞にも貯められなくなるとどうなると思います?」

「・・・、どうなるの?
っていうか、脂肪は何処行くんだ?」

「脂肪はある程度まではカプセルの中で増えていきます。

増えるとカプセルが大きくなるので、太ってきます。

でも皮下や内臓の脂肪カプセルに納まりきれなくなると脳以外の体中にたまっていくんです。
むき出しのまま。」

「むき出し?」

「そうです。
バターを直接心臓や肝臓、血管、筋肉にすり込むようにです。

だって、カプセルがないんですよ。

そしてむき出しのまま脂肪酸という毒を出しまくる。

おそらく生活習慣病の真の原因は、恐ろしい毒性を持った第3の脂肪だと思います。」

「それが俺に・・・」

「この前の人間ドックで脂肪肝とかNASH(ナッシュ)って言われませんでしたか?」

「なんで知ってんだ?」

「・・・、やっぱりそうなんですね・・・。」

「・・・、知ってたんじゃないのか・・・」

「お酒はあんまり飲まないのに、肝臓が悪いって不思議に思いません?」

「そう言えば、そうだよな・・・。
ところでナッシュってのは?」

「ナッシュって言うのは非アルコール性肝臓疾患、簡単に言うと脂肪肝のことです。
原因は異所性脂肪。
肝臓にダイレクトに脂肪が刷り込まれていく・・・。
禁酒しても無駄です、NASHは。
もっというと、NASHだっていうことは、動脈硬化や総コレステロールの数値も悪いはずです。
違います?
第3の脂肪は脳以外の場所に蓄積しますから。」

「・・・。どうすればいいんだ・・・。」

「皮下の脂肪細胞を増やすかエネルギーを貯めないかですね。」

「皮下脂肪の細胞を増やす?
どうやって?」

「薬で。
太りますけどね。」

「太る?太っちゃ駄目じゃないか?」

「皮下の脂肪細胞を増やすだけです。
貯蔵庫を増やすんです。
見た目に騙されちゃ駄目ですよ。
多少太っていても皮下に脂肪がある分には大丈夫なんですよ。
オーバーフローさせなければ。」

「でも薬だろ?」

「そう、薬です。
普通は薬はもらえません。
だから、一般には皮下脂肪細胞を増やすという手段じゃなくてエネルギーを貯めないってことしかないですね。」

「エネルギーを貯めない・・・。」

「脂肪をためないってことです。」

「そういうことか。
で、どうすればいいんだ?」

「う・ん・ど・う。
それと脂をとらない。
この2つ。

脂肪摂取を減らして、摂取したカロリー以上に消費するしか方法はありません。
栄養減らしちゃ駄目ですよ。」

「なんだよ。結局、脂肪を減らして運動かよ。」

「はい。それしかありません。」

「・・・。でも、メディアは<隠れ肥満>は、<内臓脂肪が多い人>って言ってるぞ。」

「朝日の連載は1回目ですから。
連載中に書くでしょ。

仮に書かなくても、しばらくは良いんじゃないですか?

結局、血液検査で発見して、食事と運動で予防するってことになりますから。

ただ、メディアは

『日本人は皮下脂肪細胞が少ない人が多く、
異所性脂肪を貯めやすく死のリスクが高くなりやすい』

ことを知らせないと駄目だと思う。

体型じゃないってことをもっと知らせないと。

それと『異所性脂肪は溜まりやすいけど、反面、短期間で劇的に減る』ってこともね」

「そうだよな。」

「あっ、それから、あの映像、先輩のじゃないってのも伝えておかないと。
ははは。
すみません。
あれ、マウスのすい臓使った糖尿病の実験映像でした。」

「なっ・・・」

「あんまりかわんないと思いますけどね。」



 
そう言えば昔・・・、ご参考まで:
http://petit-pro.seesaa.net/article/98344291.html
 
posted by 一丁目のせいちゃん at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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