ピィンポォンー。
ん、お客さんかな?
「はい、どちら様ですか?」
インターフォンで尋ねる。
「・・・」
「もしもし。・・・。回覧板かな?」
台所にあるインターフォンの向こうには微かに聞こえる車の音や小鳥のさえずりが聞こえるだけだ。
と思った瞬間、後ろから憤りの声が聞こえた。
「回覧板なんかじゃありませんよ!」
「えっ!だ、誰ですか?あなたは?どっから入ってきたんですか?」
「そこです。」
庭に面した窓を指さす。
「泥棒だぞ、そういうの!」
「何もとってませんから泥棒じゃありません。」
「じゃぁ、不法侵入罪!」
「まぁ普通はそうなんでしょうが・・・。
実態がありませんから罪にはなりません。
キンモクセイの甘い良い匂いがしますねぇ。」
「意味がわからん。それにうちはキンモクセイ植えてない」
「ところで、ここまでは書くの早いですね。」
「何言ってんの?」
「意味のないことで冒頭を使うのやめてください。100作目早く書いてくださいよ。」
「100作目?」
「そうです。プチ・プロは99作目で止まってます。」
「別にいいでしょ。締切無いし。」
「なんで書かないんですか?記念に大作を考えているんですか?」
「何も考えてないよそんなの。
書かせてくんないんでしょ、周りが!
いろんな人が9月30日に締切設定するから土日もなかったわけ。」
「今日は4日ですけど」
「10月1日はその余波で激動の一日。
2日も、夜はやっと暇になったかと飲みに誘われて午前様。
昨日は家に帰ったらバタンキューだよ。」
「そうですか。
その割には電車の中で文庫本読んでましたね。
座ってんだから寝ればいいのに。」
「何で知ってんだ?どこにいた?」
「実態がないんだから意味のないこと聞かないで下さい。
ところで何を読んでいるんですか?
「もう読み終わってます。
海堂尊の『ナイチンゲールの沈黙』http://tkj.jp/nightingale/ 」
「あっ、知ってます。竹内結子と阿部寛が出てる映画の続編ですね?」
「田口・白鳥シリーズの第2弾。」
「読んでみようかな?」
「実体がないんでしょ。読めんの?
それに『チーム・バチスタの栄光 http://www.team-b.jp/index.html 』を先に読んでないとおもしろさが半減するよ。」
「大丈夫です。映画見ましたから!」
「田口は男だぞ。知ってるか?」
「竹内結子の役でしょ!女医ですよ、あれ!」
「だから、本を読めって言ってるの!」
「ところで100作目はどんな内容にするんですか?」
「100作目は無い。捨てた。」
「どういう意味ですか?」
「このやり取りが100作目。
わかってんでしょ。
くだらないことに冒頭を使うのやめてくださいっ、て言った瞬間にできているわけよ。」
「記念すべき100回目が・・・。
こんなくだらないことに・・・」
「じゃぁ、次からのリクエストしていいですか」
「どうぞ」
「アダルト・・・なんでしたっけ?」
「アダルト・ラーニングのこと?」
「そう!それです。」
「このブログのテーマのひとつだからリクエスト無くても書いてるのです。
知ってる?」
「ウゥーン、そうは思えない・・・。
ちゃんとわかるように書いてください。」
「じゃぁ、次からね」
「よろしくお願いしまぁーす」


